多様性

愚痴からで申し訳ないんですけど、アレでしたら飛ばして下さい。


まぁ、二千円三千円のチケットならそこまで文句は無いんだけど、一万オーバーだとさすがに言いたくなる様な二転三転振りがありまくった今回のアトジャ。コロナ禍で前例がないのは分かるんだけど。
払い戻しも割りと真剣に考えたんだけど、前日のあいなの配信もそうだしMELiSSAに限らず出演する全てのアイドルが待ち焦がれていた姿を少しでも知ってしまうと、まぁ、行くか。となる訳で。チョロいとは違うんよ。アイドルに対してじゃなくて、主催者に対するものだからそこは今後の改善を求めるし、何より目の前で見るアイドルたちのステージは純粋に素晴らしいので、チケット販売方法だとか特典会消滅だとか、そう言うことでゴチャついて欲しくないんよね。


とりあえずそれはそれとて。

・アイカ
改めて新曲はどれもステージのグループダンスにステ振りした感が強いなと。それもこれもやはり大きいステージでこそ映えるのであって、目標としている三ヶ年計画の趣旨には合っているのか。
無我夢中は表題曲としての核もあるし、その他は曲調も被らず、そして大人数であることの強みを出している。そこにポッと入っても浮かない初期楽曲(今日で言えば制恋やYOZORA)もあり、体制としては盤石。これも今の流れで、今日の様な大きい対バンでいかに多くの心を引っ張るかだけ。
で、結局じゅりのGOES ONはなんだったのか。


・ウイバナ
本日が新体制の御披露目。さきまきが壊さないように支え続けて、しぐまが戻ってきて、新しい顔が入った。語れる程見ている訳ではないけど、語れない程知らない訳でもない。
新メンのゆりあもしっかりと仕上げてきたし、しっかりとウイバナの情熱と青春がステージにあったと思う。新曲も4人でこそ活きる雰囲気だし、エモーショナルでぶつかって来るからこそ、フロアも曲が進むにつれ熱気を帯びる。


・ストクレ
こちらもメンバーの減少があって図らずも新体制になった。歌割りもダンスの立ち位置も変更がどのピッチで行われたのかは分からないけど、本人たちとしても一人抜けたことによるグループとしての魅力の減少を当然受け入れることなんか出来ないから、アトジャで4人でもステージを遂行出来る姿を見せることも今回のミッションだった様に感じる。
ただでさえ緊張する「横浜アリーナ」の六文字だけど、緊張感も僅かSTRAY SHEEP CLAYMOREの今が届いた。


カイジュー
去年のMELiSSAと同じ、ピンチヒッターでの初アトジャ。気持ち的にはやるしかない、が強いのかな。
とは言えタイテがカイジューに合わせてくれるわけでは無いので、正統派アイドルゾーンに入り込む形にはなったけど、歌い出せばカイジューバイミーの世界に変えられるのは強いなと感じる。これは今回に限らず、毎回感じている。
来年は自力で切符を掴んで欲しいし、カイジューはその力を秘めている。


・MELiSSA
一年越しの正面突破で、自力での出場。
配信/無観客/リリイベ終了直後と色々重なった結果、ピンチヒッターなので今回のカイジュー同様ステージもタイテも変えられず、FUTURE STAGEと言う何とも似つかわしくない舞台でDHD→UTPA→センチメンタル→レクイエム(エモイエム)と繋ぎ、淡々と四曲を歌い上げた挙げ句、自己紹介もあいなのシャウトのみ。インパクトのみを残して去ったあの日から一年。
歌唱力もダンスパフォーマンスも全てのクオリティを上げて、しっかりと目の前で二つの舞台を披露した。


「アイドルのコンサート」として考えると、アイカレの様な歌とダンスをポップで可愛く魅せる、って考えるのが多数を占めるんだろうけど、ウイバナやカイジューの様なエモーショナルもストクレやMELiSSAの様なロックテイストも、魂を込めて魂を削って魂を懸けているのはアイドルなわけで。そんな亜流のグループにもチャンスをくれたことはファンとして感謝しかないし、出来れば普段ジャンルとして聴くことがない方たちの胸に一人にでも多く届く機会になってくれていれば、開催前の多少のグダグタは許す。