GWM2(ゴールデンウィークまとめ2

出張のホテルはガチやることが無さすぎるので競馬の復習がガチ捗るけど飽きたのでまとめ。

 

・STRAY SHEEP CLAYMORE

現体制終了の告知がされてから、いわばラストスパートでのKiller Tune。

Killer Tuneといえばストクレ、くらい出ていたしそのステージも見てきたので、ここから先のライブでその姿を見ることがなくなるのは寂しい限り。MELiSSAを追いかけていたらいつもストクレもいたし、だから自然と楽曲も入ってきた。楽曲数も多い方ではなかったからこそ一曲一曲の仕上がり方も高かったし、思い入れも大きくなったなぁ。

ぴぴの歌唱・くるみんとみちゃんのダンス。見て行くにつれどんどんクオリティが高くなっていくのも分かるし、MADOROMI/NEVER EVER/Shingularityなどの新しい楽曲とのシンクロも美しい。

ま、あとn回言ってるけど、羊飼いの愛も大きくて細かいところまで張り巡らされた気配りもストクレを作り上げるための大きな要素になっていた。

 

・スパンコールグッドタイムズ

正直。Funky Magicがリリースされたときは「ん?」って思っていた。

雨のキネマ/トーキョー/GORON/世界の隅/コントラスト/そしてスパンコールになってからの新曲サーチライト。ここまでは激しめでメロディアスなロックナンバーで構成されていたはずのアドット改めスパンコールグッドタイムズ。それが楽曲の方向性がググっと変わった。

雨のYellowでまた少し元のベクトルに戻ったかと思えばShangri-Laやフューズで惑わせてくる。そこから3曲連続リリースが来て、現時点出そろった楽曲をライブにかけると思いもよらない空間が生まれてしまった、という感想のGW。

まさかの化学反応が起きてどの楽曲、どんなセトリが来ても全てがしっくりと来て心地よい時間が流れる。今までの楽曲はこの為だったのかと合点がいった。なおとまひろの歌唱にももかとりこのパフォーマンスが溶け込んで一編のストーリーが展開されているかの様な舞台。完全にこれまでとは違う魅力を見い出せた一週間。

 

・Finally

Finallyも1ステージだけかな。去年はイナズマロック参戦、最近はTV番組のタイアップとどんどん世間に対してのアピールが広がってきているし、楽曲も5ヵ月連続リリース(+1)しかも全て違う作曲のスタイルと意欲的。ちょっとFinallyのスタイルとズレが生じるんじゃないかという懸念もあったけど全くの杞憂。それは確実に本人たちの持つレベルの高さが全てをFinallyとして包み込んで発露させられる力があるからこそ。

あと思うのは、6人が仲良いよね。ツイッターとか見ていると6人の絆の強さが現れれている。じゅりを中心にしっかりとまとまっていて同じ方向を向いているからこそ力強さも増幅されている。

 

・BOY MEETS HARU

ボイハルのことツイートするときはどうしてもそのパフォーマンスの高さにばっかり目が行っちゃうんだけど、やっぱりそう思わせるだけのステージなんだよな。

いつ見ても下がることがないし、言語やイラストでネットを侵食しつつあるAIじゃないけど、その精密に作られた感がボイハルにはある。激しくて最大限だけど正確無比。ゆめ・アジ・あやな・れのの4人のキャラクターの違いもギャップを生んでいるし、その4人が一つにまとまった舞台がまたインパクトを与えている。

あとボイハルに限ったことじゃないけど、SNSの更新もしっかり出来ているのはデカい。ライブに行かない(行けない)間も気持ちを切らさないでいられるから、次に繋げられている。

GWO(ゴールデンウィークオワタ)

4月が30日のKiller Tune1本しかライブ行けんかったからGWをいいことに7連休で6本ライブ行ったのに終わってすぐ2週間出張ってオカシない?ってことで、ホテル軟禁生活1日目の本日早くもやることがないのでライブの振り返りでもしてみる。グループ順で。

 

カイジューバイミー

30日のきらちゅんでしか見れなかったけど、相変わらずライブ見た感を強く感じさせてくれる。

彼女たち自身は東京から返す刀で福岡や大阪行ってまた東京。しかも福岡はTIF、東京はアトジャのイベントってことで、段々と大手イベントにも浸透しつつあるのは喜ばしい。大型サーキットなんかでも第一弾として出演発表されることも増えてきているしね。

俺も大阪帰りのきらちゅんで〇川さんと「(福岡・大阪で)カイジューだいぶ名を馳せてきたみたいッスね」とか話した通り、SNSの反応見ていると概ね良好な投稿が目立つ。それも菜月・エレナ・華希・ミーアそれぞれに対するコメントがあるのが尚好。

GWめっちゃ頑張ったんで、ちょっと休息してケアしてまた次のライブで。

 

・KRD8

コンセプトとしてやっぱり「ロック」ってのがあるんだけど、その中でもしっかり「アイドル」な部分も表現出来ているのはいいと思う。でも(特に)GOLDのような超攻撃的楽曲のときのアイドルであることを忘れさせる本気のロックの姿が見ていて心揺れる。

昨年の夏のアトジャでの一心不乱と言うか無我夢中な姿はガチで震えた。それはなぜかと考えたときに思い浮かぶのは汗にまみれながら必死にオーディエンスを指さすまいまいの姿。リーダーとして思うところもあるだろうし、まいまいに限らずとも結果にこだわりたい気持ちもあるとは思う。その感情をロックに乗せてがむしゃらに表現しているシンボルとしてやっぱまいまいが強く印象に残っているんだよなぁ。

あとロックアイドルとして思うのは、やっぱりヘドバンするときに髪型のセットが崩れないようにとか考えちゃダメよ(勿論これはKRDの話しじゃないよ)。たまーに見るんだけど、首だけ上下に大人しく振ってる子。ヤギカン見習えと言いたい。しっかりセットしてステージ上がるけど、ハケるときは髪バッサバサやろ精神。それもあるからKRD8はロック足り得ている。

 

・THE+BETH

これだけ立て続けにステージ見ると楽曲と楽しさがドカンと入ってくる。

最初の頃はきらちゅんの色に合うんじゃないかなと思っていただけだったけど、出演の回数を重ねるごとにその通りどんどんとフィットしている気がする。あいの絶え間ないアオリやれいなの訳わからん行動がCYCLONEの環境にハマっているし、観客にも徐々に受け入れられている、んじゃないかな?

ザベスを見て思うのは同じステージって2回無いんだな、ってこと。毎回なにかしらをやらかしてくれるし、それが今度は何を見せてくれるんだ、また次も見たいって原動力にもなっている。

あとは個人的な感想として何回かツイートしているけど、ふざける曲とキメる曲のコントラストも楽しみの一つなので、それぞれの楽曲の持ち味を生かすためにとことんふざけてとことんカッコよくキメることをそれぞれ突き詰めていってくれると更にボルテージは上がっていく。

 

・Symdolick

Symdolickもタイテに名前があれば安心出来るグループ。ステージパフォーマンスでハズすことが無いからどこでどのタイミングで見ようが間違いない。

あとはゆかの脱退でグループとしての力が落ちなかったのも良い。ボーカルとして一番強い歌声が抜けるのは致命的なはずだけど、そこを新メンバーとして加入したりこがしっかりと埋めた。マジこれだけの逸材をどこから引っ張って来れるんや、って感じ。

その他にもぶんちゃんのフェス開催だったりれいのグラビアだったりとツボを押さえた手の拡げ方もうまいし、それ目当てでSymdolickの存在を知っていざライブに引っ張ってきた時にステージでさらに魅力を見せつけられるからやっぱステージングの強さって大事。

 

あとはまた後日。出張は長い。

赤い覚悟

RED-i 2nd ONEMANの感想ですけど、ツイッターにも書いたは書いたもののどうにも文字数でまとめようとするといつもの対バンでの感想と似通っちゃうからブログで。

まぁ大体これからのライブ感想はどうしても毎回MELiSSA出てくるけど、俺的にはMELiSSAから全てが派生しているので勘弁して下さい。

 

で、RED-i。記憶にある出会いは恵比寿CREATOだったかなー、MELiSSA目当てで行ったライブで確かRED-iだかパラピンだか出ていた気がするけど、その時ARCだったか6人だったかも覚えていないほど。本当にMELiSSAにしか興味が無くて、他のグループが目に入って無かったからライブハウスも日付も果たして本当にそのライブだったのかも全くうろ覚え。

 

それがKiller Tune(Next World)とか言うヤベぇイベントのお陰で沢山のグループを知るようになってから目に耳に入ってきたグループのうちの一つ。

記録に残っている中で一番前のが

 

https://twitter.com/alicehosy/status/1548290922861182976?t=UMn6maQ7hVzgmraxTMOHGg&s=19

 

5人ってことはみゆかろあしうがもう入っていた頃かな?その後立て続けにMELiSSAと対バンが被って、鹿鳴館で働き蜂と「誰が新メンバー?」と話したことも記憶に残る。この時は3人が入りたてだったはずだけどマジで分からんかったくらいステージが出来上がっていたんだろうな。

で、いつもの「REDSもMELiSSAのことを盛り上げてくれるから、働き蜂の端くれとしてちゃんとRED-iのステージも見る」精神が発動して、そこ辺りから段々RED-iの楽曲にハマっていったんだろうか。

 

そこから(主にKiller Tuneで)RED-iを見るたびにやれNEVER DIEだ、やれTHIS LIFEだ、やれDANCE↑DANCEだと楽曲が次から次へと染み込んできて、終いにはCRAZY SUNRISEでトドメを刺された。ちなみにクレサンの何が刺さったかといえば、「エディット・ピアフみたいに~」の時の片足を上げるバレエの様な振付け。マジであの振りが何故か強烈なインパクトだった。

もうハマったら楽曲聴き始めますわな。そしたらまぁこれがハズレないんだよね。で、予習してライブを見ると楽曲とダンスが心地好い組み合わさりをしているからなおハマっていく。で、ワンマン行くか、となった今日。

 


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始まる前から「こんだけ客集められるのはすげえな」ってところから入って、幕が下りてからの赤いサイリウムの海。もうこの時点でメンバーは幸せを感じた気がしたし、だからこそ全てを出しきってくれるんだろうな、とも思えた。

バンドの方々も音源と遜色ない音を奏でてくれたし、対バンでは出来ないバンドならではのアレンジ(歌唱も含む)もあり、いつもCYCLONEや鹿鳴館で見ている6人がそこにはあるはずなんだけど、なんか違う、でもいつものRED-i。

 

普段とは何が違うかといえば、やっぱりハコのデカさ。チッタの天井が高い。頭の上に拡がるいつもとは違う広大な空間が非日常感を訴えるけど、それも含めてRED-i6人がいつもと同じように一つの画としてステージを掌握出来ていたからこその不思議な感覚。こんなブログ誰も見に来ないから一応ツイッターに書いたけど、その感想は多分ここ。第二章が始まってから今日を迎えるための全てがここに繋がっている。日々を積み重ねた結晶。

 

そして普段とは違うREDSの数。フロアを揺らすDANCE↑DANCEからのNEVER DIE。6人と6人を見に来た全てで造り上げるライブの真骨頂。周り全員踊ってたもんな。

アンコール含む2時間。文字通りのあっという間。今までもこれからも前と上だけを見続けて走り続ける覚悟を改めて表明して、それに見合う成長をこれからも見続けられると確信したワンマンだったかな。

黄金旅程

WT☆Egret 1stワンマンを終えて。新幹線来ない新神戸から。

 

今日はワンマン前の対バンをすっ飛ばして(そもそも時間が早いから泊まりでないと厳しいってのもあるけど)、まずは名古屋に寄ってWONDER SNAKE。

スイミンに会いに行くのもそうだけど、去年最大の残痕が「WONDER SNAKEのワンマンライブに行かなかった」こと。これがマジでいつまでも後悔として残っている。結果としてワンスネのスイミン・クラウン・聖3人での最後のワンマンになってしまっているこのライブはYoutubeで全編配信されたんだけど、それを見て更に後悔の念が増した。

すげぇ良いライブなんだよな。RAD HALLで3人と観衆で暴れまくる姿もそう。3人のこの日に向けての努力の跡だったり、ファンの待ち遠しさだったりがステージとフロアにあった。行こうと思えば行けたんだけど、距離を理由にしてしまった。聖はもう居ない、クラウンも去った。その日その時にしか見れないライブなんてものじゃ無くなってしまったからこその後悔。その気持ちがあったからWTEもWONDER SNAKEも捨てられなかった。仕事なんてクソくらえ。

 


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一昨年某古川さんが「04のMVいいね」的なツイートしていて、そこから気になったWTE。それまではSHIRASAGI DISCOが耳に残っていた、くらいだったけど。当時はMELiSSAを追いかけていて、自分の中でSTRAY SHEEP CLAYMOREやウイバナ、カイジューバイミー、スパンコールグッドタイムズ(覚醒のアドット)辺りを受け入れていた下地もあった。良い楽曲は良い楽曲として取り込もうとしていたから、04以降の楽曲も以前の楽曲も染み込んで来た。でもZAWA Fesで特典会に初めて行ったけど、まだ姫路の「ひ」の字も知識が無かった。そこから主にKiller Tuneでステージの回数を増やしていったし、TIFでお目当てを聞かれるのなら「WT☆Egret」と言おうかくらいまで楽曲にもメンバーにも魅力を感じるようになっていた。

 

Killer Tuneに出ているのは割合として「ギラギラ系」のアイドルが多め。なんか彼女たちからは楽曲の(ロックっぽい)テイストやステージでの雰囲気も味方して、特典会なんかでは着飾らない「等身大」さがあって、そこに人間としての魅力がある。「キラキラ系」なはずのWTEからも、なぜかそれを感じるんだよな。それは多分(主にまりなの)アイドルとしての資質もある上に(主にももなの)関西気質だったり(主にあやふじの)人としての規律正しさだったり(主にのあの)新メンバーとしの向上心だったりを勝手に感じ取っているからなのかも知れない。

それは勿論これまでに絡んできたアイドルちゃんたちとの経験値も生かされている上でのことなんだけど。

 

で、そんな彼女たちWTEの1stワンマン。

まぁ、行って後悔なんて無いことはこれまで見てきたステージから分かっているし、そうなると行かない後悔をしたくない気持ちだけ。

初めてのバンド。prismやHELLO HELLO、Headphoneもバンド音楽になっていたことに感動と衝撃もあったし、これはまず今後もそう簡単に見れるものじゃないであろうのでこれだけでも来て良かった。そして音源の変化による歌唱のブレもほぼ感じず、そこはレッスン量の賜物と受け取れる。

新曲『惑星(表記に揺れアリ)』と『We are in the Dance music(表記に揺れアリ)』はまた音源をしっかりと聴き込んでみたい。(個人的イメージとしては、本能と才能+アンブレイカブルっぽさがあって、後者は更にピアノダンスロック(なにそれ)色が強い)

 

なによりワンマンって自分たちだけで作り上げなければいけないもので、だからこそ自分たちの成長を見せることが出来るし、全てを自分たちの色に染め上げることが出来る。

本当は悪いワンマンなんて無いんだよ。そこに向かって全てを仕上げているから。そして、それが分かっているからファンもより良いワンマンを作り上げる手助けをする。目の前の4人がもっと羽ばたけるように。

 

俺は04以前のWT☆Egretを知らない。だから「前に比べて~」とは言えないけど、今のWT☆Egretが良いと言うことは出来る。ILU2組(カイジュー・スパンコール)のファンたちは素晴らしいと何回も言ってきたけど、WT☆Egretのファンも素敵だと感じることが出来た。ファンもグループの一員とするならばWTEはもっと羽ばたけるだろうし、「今」の最高のWTEを表現出来た4人にはもっともっと羽ばたいて欲しい、と願わずにはいられないライブだった 。

 

「見て良かった。」と当たり前の感想が言えるのは、WT☆Egretの4人の努力の結晶が実ったワンマンに出来たからだろうな、と名古屋で書き終わったのでグリーン車の優位性を活かすために東京まで寝るとす。

新規

最近はお仕事続きで全くと言っていいほどライブ行くペースが落ちたんですけど、そんな中でも感じていることをつらつらと。

 

まぁ最近でもないんだけど、すげぇなぁと思ったのはRED-iね。MELiSSA目当てだった去年の7月に見たライブ、ほぼほぼ知識もなく見たRED-iは普通にいいステージだなという感想の中「新体制になったばかり」的なMC聞いて6人中3人がここ一ヶ月以内での新加入という情報。隣りにいた働き蜂と「誰が新メンバー?」と話し合うほど分からんかった。新規加入だからこそのステージ上での緊張感や立ち振舞なんかを考えてもわずか一ヶ月であそこまで出来るんかという驚き。鹿鳴館で度肝を抜かれたAIBECKもあのとき6人中4人は加入してわずか半年ほどだったことを知ったときのような衝撃。さらに(新加入組の)みゆ・かろあ・しうの歌唱力・ダンス・ビジュアル。どうやってこの3人集めたの?っていうのもMELiSSA(あいな・みさき・ゆうき)にも似た感覚。

 

ライブあとに特典会いって話し聞いたら実は加入後2ステージ目?だったボイハルのれのやそして激しめのダンスグループディンキーのゆうあ辺りもステージング凄いし、やっぱ多くのグループはアイカレや姫路HOP(KRD8/WTE)のようないわゆる「候補生・研修生制度」を採用出来ないので、どこかのタイミングで即戦力としてグループを背負ってステージに立たなければならないわけで。そのタイミングが間違っていなかったからライブで違和感もなく堂々としたステージを見ることが出来るし、楽しめているのかなぁって思う。

まぁ、勿論事務所サイドや一番は周りにいるメンバーのサポートが大きいんだけど、ステージ出ないと分からないこともあるだろうし、場数を踏むってのは大事。

 

とは言え、カイジューや(アドット後期から)スパンコール、Finallyのようにメンバーが変わらず突っ走って行けるのが一番なんだろうけど、それでも数多のアイドルグループの中から自分の理想とするグループに加入したであろう場所でしっかりと輝けているのは素晴らしいことよね。

systematic

カイジューバイミーワンマンを終えて。

 

今日は結構カイジュー初見の方多かった気がする。とても良い。理想的。そして、n回言っているけどスパンコール含めてILUのファンはフロアの作り方が上手い。多分、初めてカイジューを体感した人たちに与えた印象はプラスに振れたんじゃないかな。

 

個人的にMELiSSAにハマった理由は色々あるんだけど、その中でもデカかったのは振りコピに「サビ」があることだったのかも知れない。代表的なUTPAやMELiSSAMELiSSAのサビでフロアが一体になって振りコピする。それが楽しいし、MELiSSAが盛り上がれた一因。

その流れでカイジューもクラップや振りコピなどを織り交ぜて、一曲一曲違った表現方法を確立させ、初めての人でも「真似がしやすい」システムになっている。それが出来るのはフロアの至るところから同じリズムのクラップが聴こえてきて、あちらもこちらも同じ振りコピをしている。しかも振りの難易度も高いわけでもないし、だから初めての人も横と同じことをすれば「ライブに参加」出来る。

ライブに参加することで、ステージの印象も色濃く残るだろうし、その結果カイジューへの印象も強くなる…と思う。

 

それにはまず今日の新曲『茜』。これが次にライブで掛けられた時にファンがクラップや振りを試す。どうすればステージと一体感を増せるのか。その場にいる人たちがリズムに合わせて、自発的に手を叩いてみる。それがハマれば次のライブで、また次のライブでとどんどん構築されていく。

この作業は勿論カイジューに限った話でもないんだけど、ILUの2組はこの構築されたシステムの実行率が高い。Killer Tuneなんかでは、ほぼ全員同じクラップ、同じ振りコピ。あとは、全ての楽曲それぞれに作り上げていること。これ結構重要。否定したいから言うとかじゃなくて、リアルな疑問として常々持っているのが「せっかく一曲一曲違うのに、何でわざわざMIX打って同じリズムと歌詞つけちゃうんだろう」。あの曲もこの曲も違うのに、イントロでスピーカーから流れてくるメロディを掻き消してまで何で同じリズム付けちゃうんだろう。MIX打つなら、一曲一曲違うものを創造すればいいのにな、って思いを持っているんだけど、ILUはMIX(事実上)禁止なので、それも楽曲に対するリスペクトを上げているのかも。知らんけど。

閑話が休題するけどついでに。こちらも公式にMIX禁止しているんだけど、日々聴いている中でSymdolickの楽曲ってイントロがめちゃ強(ワクワクする感じ)いんだけど、ライブでMIX打たれちゃうと(禁止だからその心配ないんだけど)そのお強いイントロが聴き取り辛くて楽曲に対するイメージが上がらないんだよね。作曲家の心情は代弁出来んけど、フロアにいる者としては「音楽聴かせてよ~」となる。

 

ただ黙って見たい人はそれでいいし、決して強要はしない。まぁ、どのアイドルファンも強要している人見たことないけど。それでもクラップは伝播しやすい(振りコピが恥ずかしくても手を叩くだけならし易い)し、楽曲に合ったクラップならよりノリ易い。

ノリ易いだけに今日みたいな初めての人が多いと普段のライブとは違うタイミングでもクラップが続いたり止んだりもする。構築されたものと違うフロアになる。それでも構築している人たちもそのリズムを大切にして普段叩かない手を止めなかったり打ち続けたり、フレキシブルに対応もしていた感じがして、それは新規の「変なところでクラップしてもうた」と言う羞恥を隠せる。

それぞれがどう表現すればステージの上の菜月・エレナ・華希・ミーアにこの抱いている感情を楽曲に乗せて届けられるか。その思うままの感情を「作り上げたシステマティックな表現方法」に乗せれば現しやすくなるわけやね。

 

「いつもの」応援があるからカイジューバイミーは普段とさほど変わらずステージに立てている、ってのもあるのかなぁ。

いつも通りでいいです。いつも通りいればステージが自然と輝きます。そして、ステージが輝けば初めて見た人にもきっと輝きは伝わる。

怪獣記一曲目に持ってきた『全力シルエット』は「表現方法を構築している、カイジューバイミーを愛する人たち」だけが挙げられた両腕だったのが、セトリラスト前にもう一度来た全力では「輝きに心を奪われた人たち」の両腕も挙がっていた。

クアトロに集まった人全てで作り上げた今日の『怪獣記』なのでした。

DD

MELiSSA、LAST LIVEが終了しまして。MELiSSAに関して書くかと思いきや、全然違うこと書きます。

 

以前、他のグループが解散(?)する際に、そのグループ推しの方とちょっと話したことがあって。俺的にはまだ知ってから4.5ヶ月くらいしか経っていなかったので「解散は惜しいな」って気持ちがあったんだけど、推しの方的には「十分に推せた」とやり切った感が出ていて、「はー、そんな感情になるんかー」とか思っていたけど、実際自分がその立場になったときにはほぼ同じ様な感覚。今日ライブが終わって、十分に推し切れたと言う充実感もちょっとだけあって。

 

そもそも、何でここまでMELiSSAに着いてこれたのかって考えたときに、まぁ楽曲の良さとかメンバーの良さってのもあるんだけど、ライブにおける感情の発露が出来るってのは大きかったのかな。

これは全くの自分の考えであって、違うとか違わないとかそう言う話じゃないんですけど、時々書いているキラキラアイドルとギラギラアイドル。舞台の上で如何にレッスンの成果を出して観客を魅了するかが勝負のキラキラアイドルは、例えばライブを見ていても「振り付けがすごい」とか「あの子が可愛い」とかで引っ張られるしかなくて、アイカレなんかは大人数でのフォーメーションの綺麗さや大人数ならではの「好みの子」を見つけられる分母が大きい。

だから寸分違わずに出すことを求めていて、そう言った意味合いで言うとルーチェとかは割りとキラキラアイドル系の到達点なんかな、って思う。あのダンスはすごい。そして全くないとは言わないけど、やっぱり楽曲で引っ張られる線ってのはなかなかなくて、その中でもWT☆Egretの様なキラキラだけど楽曲がズバ抜けているところとか、C;ONみたいにバンド編成で見せられるところは惹かれやすい。なんかアイドルを語る上で「楽曲派」があまりいい意味で使われてない風潮にある気がするけど、やっぱ楽曲を極めているところを実際に知ると、そんな感覚なんて何でも無くなる。

 

で、自分の中でギラギラアイドルの(出ている対バンの)楽曲に「ぶっ刺さる」のが多くて、前述のキラキラではあるけどWTEの『SHIRASAGI DISCO』なんかがそうだし、Symdolickの『Psychology』だったりカイジューバイミーの『全力シルエット』、スパンコールグッドタイムズの『世界の隅の真ん中で』、ウイバナの『初花』、AIBECKの『HELLO』、POPPiNG EMOの『覚醒サテライト』、SHOCKiNG EGOの『シンデレラストーリー』…こんなん書いていっても枚挙にいとまがない程なんだけど、それらの楽曲って「こちら側からもリアクションが出来る」言うなればクラップや振りコピなんかを要求されて、それをこなせば楽しめる。この楽曲えぇやん。その楽しさを表現したい、伝えたい。それが感情の発露に繋がっているんかな、って思う。キラキラアイドルでも勿論ペンラ振ったり推しジャンしたりあるんだけど、まずペンラ持ってないのとジャンプなんかも単発って感じで割りと勇気いる、気がする。

グループの名前も楽曲も知らない状態で聴いて、次に対バンで被ったときにその曲が流れると「あぁ、あのグループか」となるほどのパワーがある楽曲がギラギラ系に多い。それは完全に自分の好みの問題だけど。

ちょっと前に、MELiSSAMELiSSAやLETTERSなんかを作って下さったハシバさん主催のライブに行ったとき。MELiSSAに関してはいつも通り振りコピで感情の発露をしていたんだけど、ハシバさんの曲のときには当然振りコピなんて無くて、どうやって音楽に対する感情を表せばいいのか全くわからなかった。それでも前に出てハシバさんと一体になっている人たちは自分勝手に腕を上げ、モッシュしたりでわちゃわちゃ。なるほどなぁ、そのまま体が動けばいいのかぁ、と。ただ初見でそんなに体動かないんですよねぇ、だからこそMELiSSAの振りコピはもはや自動的に体が動くシステム。カイジューやスパンコールもそう、最近だとFinallyやSTRAY SHEEP CLAYMORE、BOY MEETS HARUなんかも何度かライブを見て覚えちゃえば一体感を出せる。そしてぶっ刺さる楽曲を染み込ませて更にライブが楽しくなる。それが毎回出来たからMELiSSAのライブは今日までずっと楽しかった。

 

「ステージ上がってSE流れて無音からいきなり全力シルエット菜月の歌声ドンで惚れないなんてありえないでしょ。」

今後のアイドルライブに思うのは、某氏とカイジューの話ししたんだけどアイドルなんだから可愛いのは当たり前、それでも楽曲にこだわってステージで魂かけてるギラギラのアイドルたちがもっと報われる世界になってくれねぇかな、って思う。テレビ出てるから、知名度ある子を引っ張って来たから、顔面で選んだから。勿論やり方としては正解で否定するところなんて全く無いんだけど、日々地下で鎬を削りあってる子たちの楽曲にも耳を傾ける世界。動員も大事だし、ビジネスで考えりゃそこが全てなのは分かるんだけど、それで才能が表に出てこれないのは寂しい。MELiSSAのライブでCYCLONEが燃焼した現場も見て欲しかった。コロナもあった、TIFに台風が直撃してしまった。世に出る機会が減ったのは間違いないんだけど、フロアの熱量は落ちなかった。それだけ力のあるグループだった。その力を純粋に認めるライブが増えますように。

 

DDってアイドル(ファン)用語、あまり良いイメージないですよね。一途が一番。あの子に浮気してるの?それでも俺はDDになっちゃうなー。MELiSSAが一番だったけど、そのなかでも他にぶっ刺さる音楽をたくさん聴きたいし、ぶっ刺さる子のステージも見たい。

MELiSSAラスト前に名古屋から飛び込んできた訃報。地元でもない、遠征でしか会えない。しかも数多くいる中でほぼ唯一と言っていいくらいの知っているアイドルグループのメンバーの死。それでも「出会えたことへの感謝」はあった。特典会で会いに行ったときの笑顔。他のメンバーが休みを余儀なくされた中での、一人だけでのステージ。出会いがあったから全てが思い出になって、全てが素敵な時間に感じる。ステージで頑張っているアイドルの笑顔も見たいし、楽曲も楽しみたい。それがDDと言われるならDDでいいですよ。それがMELiSSAを推す道中で感じたこと。だから、明日からMELiSSAのステージは見れないけど、きっとライブには通い続けている自分がいる。

 

楽曲やステージだけじゃなくて、色々と感じさせて考えさせてもらった3年弱。他のグループのメンバーもファンの方も見に来てくれて、ツイートしてくれて、MELiSSAの新たな旅立ちを感じてくれた。ステージの上のメンバーが何より楽しく笑顔で別れを告げてくれた。やり残したことは、ない。だから、俺も推し切れたんだと思っている。