考察

今のMELiSSAと前のMELiSSAについて。

そもそも「アイドルのライブ」と言っても個人的には大きく分けて2つのステージがあって、1つは「ステージでキラキラしているアイドル」見に行くタイプと、もう1つは「ステージと一緒にバチクソブチアガる」タイプ。前者がアイドルカレッジ、後者がMELiSSA。
前者に関してはアイカレ以外ほぼ知識がないので、後者に関して掘り下げて話を進めるとす。


バチクソステージも更に分けると「ストレートに楽曲を聴く中で盛り上がる」タイプと、「楽曲に内包されたエモーショナルをぶつける」タイプがあると思っていて、前者はMELiSSAやSymdolick、スパンコールグッドタイムズ、STRAY SHEEP CLAYMOREなど。後者はAIBECKやカイジューバイミー、白色のマフィア、BOY MEETS HARUなど。

何が違うのかと言えば、前者は「譜面に合わせて歌う」、後者は「譜面を基本としつつも、ライブの空気を重視」的な。
MELiSSAについては母体がアイカレなので、やはり「正統派」の雰囲気を残しつつ、歌唱もダンスもレッスンでやっていることをそのままステージに持ってくる、そしてステージでレッスンの最高値を目指すことが目標(みたいな感じ)。
一方エモ派のグループは、勿論レッスンの最高値を目指すことは変わらずとも、歌唱に関しても振り付けに関してもレッスンをいかにトレース出来るかよりも、フロアの熱に対して歌唱が雄叫びになろうがダンスが大振りになろうが、熱量とのバランスでその選択が良しとするならば如何様にも変えられるし、それがそのステージでのエモーショナルと捉えられる。


前者の「レッスンでの最高値」と、後者の「変化したエモーショナル」は見ているこちら側の受け取り方に委ねられるけど、目指すところはそれぞれ「自分のグループがこの対バンでのNo.1」だし、そのグループの持っている特性なのでどちらが勝っているとかはないけど、それでもこれまで「アイカレの中の1ユニット」だったMELiSSAが一人立ちして、アイカレでは出ることのなかったような「観客がバチクソを求めている」対バンに出ることになった。
PARU.BAYASHi.AYU.MUTSUMi.HANAMiの「アイカレ兼任」で立ち上がった5人から、アイカレではない、アイドルが出ているようなキラキラアイドル達のステージを経験したことがないAiNA.MiSAKi.YU-Kiが加入して、その中で必然的に「正統派」の楽曲の中にも「エモーショナル」が入り込んできた、って部分はあるのかと思う。


勿論楽曲は変わらない。ならばどうやって観客に受けやすくエモーショナルを出すのかと言えば、例えば当初は自分たちで振り付けていたダンスも海老原優花先生(アイカレで一番ダンスの受けが良い『せいしゅんしもべティック』を振り入れたアイカレのリーダー)に頼んで振り付けしてもらう(UTPA.レクイエム.MELiSSAMELiSSA.LETTERS)とか、LEIWANやAIBECKの振り付け師でもあるaya先生(Dances with Wolvesも振り付け)に指導してもらい、従来のダンスをより攻撃的に、バチクソを求める観客にハマるようにブラッシュアップしたりもした。

そして歌唱の部分も変わる。加入当時はこれまでの正統派を軸としたMELiSSAを踏襲していたけど、AiNAはPARUから引き継いだアオりを強化させ、MiSAKiはポイントのソロやオチサビのあるMELiSSAMELiSSAやDances with wolves、DiSEASEなどで絶叫・咆哮などを見せ、YU-Kiはそもそもアーティスト寄りの歌声をアイドルに落とし込んでいたけど、TIF歌うまいのグランプリでより一層自信をつけてロングトーンも多様するようになって、いわゆる「元の譜面からの外し」を見せることによってエモーショナルの片鱗を獲得する様に変化している、と勝手に思っている。


まぁ、観客も二分されている気はしますね。キラキラを求める人、バチクソを求める人。
MELiSSAがバチクソを求めるライブに数多く出るようになっているので、歌い方もステージの見せ方も日々進化させていると受け取れるので、毎回見に行けているんだと思います。

見続けるから、違いに気付く

覚醒のアドット FINAL ONEMAN。
4人が口を揃えて「変わりたい。」と言った。今日のライブと5日のCYCLONE、先月のZAWAFes。彼女たちのライブパフォーマンスは何が違ったのだろうか。


アイドルちゃん達の何が凄いって、ちゃーんとコッチのことを覚えてるわけよね。まぁ、ほのたんみたいに「○年前の○○(会場名)で会ったよねー。」とかなんやその超能力的な記憶力みたいな子もいるし。とにかく「ファンを覚える」のが当たり前、必須事項みたいな流れがあって、だけどそれはライブの度に足を運んだり、その都度特典会に行ったりするから覚えられるのであって、そら一年振りに行って「覚えてないの?」なんてヤツもいて、受け取り方は十人十色だから一概には言えないけど、個人的な意見としては


で、5日のCYCLONEでMELiSSA(MUTSUMiお休みだけど4人全員)と、カイジューの華希。そして今日はアドット4人に言われたのが「髪切った?」
会話の一つとして出したわけでもあるけど、それに気付く貴女たち。貴女たちが髪を切ってもほぼほぼ気付かない(白マのこのよくらいバッサリいけば分かるけど)のにすいません。
でもこれに気付くのは、髪を切る前と切った後に会いに行っているからであって、例えば今の俺が初めましてしに行くアイドルに対してのイメージは「髪はスッキリの人」になる。


「変わる」ってどういうことなのか。
これまでのアドットを知っていて、これからの4人を見続けるファンだけがその違いに気付く。


ファンはね、優しい言葉を言うのよ。「良かったね」「凄かったね」。ま、特典会だと時間もないからそうなりがちなんだけど、やっぱり推しちゃんの笑顔を見たいから「変わったね」って言う。でも本当にCYCLONEでのアドット、ZAWAFesでのアドット、そして今日は青山でのアドットは何か違いがあったんだろうか。
もっと言うと、解散宣言前と今のステージ、何か変わったところはあったんだろうか。それに気付くにはあまりにもアドットと関わった時間が短すぎている。もちろん初めて見た去年よりはステージの迫力が増している「気がする」。本人たちが意図してステージを作っているならばその「変化」は良いベクトルだとは思うけど、いちいち「ここをこうやって変化させました」なんて言わないので、それはライブを見て感じ取るしかない。

ライブを見る側としては例えば「まひろの歌声もっと聴きたい」って人もいるし、「もっとりこに歌わせてくれ」って人もいる。「いつにも増してなおの熱が凄かった」って人もいるし、「たろすのMC、珍しくキレがあった」と思う人もいるだろう。ライブですから。ナマモノですから。やり直しがない、まさに「今持っている全てを出す」、そしてそれを見て十人が十通りの感想を持つ。本人たちが変えたことも、伝わるし伝わらない。その試行錯誤を繰り返さないと結果名前を変えただけになってしまう。
解散からの(まだ詳細はわからないけど)名前を変えて再出発。これは罪だと思う。本人たちは本当にこのまま解散するか、それとも続けるか。この何ヵ月は迷いに迷って、結果として「続ける」と言う着地をした訳だけど、しかし、今日集まったファンはその罪をどう受け止めるか。多分。多分だけどほぼ全ての人が「良い変化」として許したんじゃないだろうか。それはこれまでのアドットが好きで、なお・ももか・りこ・まひろが自慢の推しで、楽曲の良さに惚れた人たちだから、これから変わっていく元アドットを見続けることが出来る喜びが勝ったのかも知れない。
これまでにアドットに出会った人たちはなだらかながらも変化に気付く努力をする。「変わったね」と声を掛けてあげたいから。そしてまだアドットに出会っていない、元アドットを知らない、顔も知らない、髪を切ったことも知らない人たちには目にするときが初めてだから「変化」なんて気付かない。それでも伝わっても伝わらなくても「伝えたいこと」を4人で積み上げていけばこれまでになかった新規のファンの獲得と言う変化にも繋がって行く。これまでと何かが変化した姿が初めての人に訴えていく。ライブで生きていくアイドルにはそれしか無い。


変わる。変化する。それを「進化する」とイコールにしていけばいいと思うし、どうせ罪を犯してまで変化するのであれば進化する以外に道はない。
でもそれは4人だけで変化するものでもない。4人を目の前にしたライブのオーディエンスの心も変化させないと。
昨日よりも進化したパフォーマンスを披露して、観客の心を引き込むステージをこれからも期待しながら。

ちなみに個人的にアドットのライブで変化したのは、クラップのタイミングや振りコピがほぼ全ての楽曲で対応出来るようになったことかな。覚醒のアドットのライブがより楽しく感じたことが今日の変化かも知れんね。だから、ZAWAFesより、CYCLONEより今日のアドットも少しずつ進化していたのかも知れない。

時間潰し

ライブハウスに入場したものの始まるまであと30分もあるので、その間にどこまで書けるかのお試しブログ。


一応断っておきますが、どこのグループがダメとかそう言う話ではなくて、素晴らしさのみをお伝えしているつもりです。


昨日は青山でILUの2組(カイジュー・アドット)が3本立てのライブやっていたんだけど、何が良いってツイッターにライブの感想がめっちゃ上がっているのよね。羨ましい。
やっぱライブの感想ってツイートみたいな形に残すことによってメンバーのモチベーションも上がるし、それを見て「良さそうなグループやな」と思ったくれる人もいるかも知れない。いいことだらけ。

文才がどうとか言われると個人的にもまいっちゃうけど、とにかく感じたことでも何でもいいから全世界に向けて発信することもグループにとって微力ながらも手助けと言うか、大切なことだと思うんよ。情報も日々の出来事もツイッターで摂取しているわけで、誰が見てなくても取り敢えずそのTLに「楽しいライブだった」と垂れ流していく姿勢。
勿論推しのグループだけでなくても、気になったグループでもいい。誰にも届いてないってことはなくて、自分のことを書いてくれて嬉しくないアイドルはいないと思うし。


そう言った意識を持っているファンが居ればいる程、そのグループはツイッターと言うツールを上手く活用して、もしかしたら新規ファンの獲得に繋がるかも知れないね。

またあと20分ある。


まぁ、あとはILUのファンの人たちは質が高い(何目線
昨日はえれ&みあの生誕祭だったけど、以前行ったまひろの生誕も実行委員の人たちがしっかりと作り込んでいたし、回りもしっかりと協力していて本人たちにとっても嬉しい日になったのではないかと。
そして個々で会話とかは当然しているけど、周りに配慮すると言うか大声で騒いだりとかはしゃいだりとかはせずに節度を持っている感じ。でもライブになればそれぞれのパフォーマンスに合わせて高められると言うメリハリ。
グループの雰囲気を作るのはアイドルだけじゃなくて、ファンの力も必要なんだと改めて感じたのねー。





https://xgf.nu/ZnB0

13th

イカレ13周年ライブ。
思ったことをつらつらと。


ちょっと前にゴキ帝解散の報を受け思ったのは、どれだけいい楽曲を持っていてもグループとしての活動を終了してしまうと、共に楽曲も消失(ライブで聴けなくなる)してしまうのが一番つらい。
かと言って何百年何千年続くグループなんて無いわけだから、一日でも長く活動をしてくれるグループを推せているのはそれだけで幸せであって、その13年と言う歴史の中でデビュー当時の楽曲も色褪せずに歌い続けているアイカレはスゴい。


個人的な嗜好でハマるハマらないって問題だけど、最近は(MELiSSA界隈で)様々なアイドルグループを見ているけど、今日のライブを見てやっぱりアイカレはレベル高い。
Teen'sやカイジュー、AIBECK辺りのグループもステージが強くていつ見てもいいライブと感じるけど、アイカレと何が違うのかと言うと、MELiSSAも含め上記グループはステージからオーディエンスを引き込む(巻き込む)イメージで、対するアイカレはステージに惹き付ける感じ。要するに、ステージに立っているメンバーや楽曲に何かしら琴線が触れるところがないと関心を持てない。
だけど、何回となく書いている通りアイカレはパフォーマンスが高レベルでまんまと引き惹き付けられている。


ライブ中にふといつものライブと感覚がダブって来て、今、目の前で歌っている逆転のヴァルキューレがKiller TuneでCYCLONEのステージだとすると、これより高いレベルのステージはなかなか見れないなと。

13周年と言うことで、今日はOGメンバーも多数ステージに上がったけど、「久し振りで一曲でも疲れた」と言いつつ、そのパフォーマンスは素晴らしく過去に見たことはなくても十分にアイカレとしてのクオリティがあった様に感じた。
そこにアイカレのレベルを感じたのは、これまで90以上ある楽曲を歌い続けて、自らでバトンを離すときもしっかりと受け継いで来たんだな、と言うこと。だからどのメンバーであっても高水準なステージを披露出来ているんだろうなと。


そして、ちいちいやゆいぽんを始め、歴史を紡いで来たメンバーの動き一つひとつに毎ステージ違う感覚があって、いつ見ても同じ楽曲でも毎回新鮮味を出せているイメージを受ける。
アオリやセトリでイメージを変えなくとも、ステージに立つだけで違いを産み出せる凄み。13年を凝縮した個々の努力もそこにはある。

まぁ、あんま言うことでもないけど「場数を踏んでいるっぽくて何か見た目はいいけど『(ステージを)こなしてる、要領がいい』パフォーマンス」と受け取れるステージもたまに見るんだけど、アイカレにはその感覚が全くないんだよね。
色々と「やっぱり」スゴいグループだと感じた今日のライブ。


あと、毎回普通に2時間半とか平気でやるのもスゴいわ。もうぱるなですら着いていけない。

羅列

最近感じたことをいくつか。

 

まぁ、Killer Tuneだけじゃないんだけど、基本MELiSSAが出ているライブに出かけるのでCYCLONEのKiller Tuneを中心に考えてみる。

で、MELiSSA初Killer Tuneは2020の年末SP(DAY2)。

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多分この日は昼のMELiSSAから最後のウイバナまで見たと思う。もどマケとストクレは知っていたし、アルツバはぱるなが衣装作ったグループと言う一点。

その他も調べてみたら、この前日(DAY1)にはリルヴァが出ているし(DAY1行った形跡がない)、ボイハルはvol.2(MELiSSAとタイテが離れていた)、Teen'sはVol.4、アドットとカイジューはVol.7(アドットはタイテが遠いけど、カイジューはストクレ→カイジュー→ウイバナ→MELiSSAだから見た)。それでも今では上記のグループに加えて色々と見ているのは、やっぱ様々な形の音楽を楽しみたい、って意識が出てきたからだと思う。

例えばステージを見て「うわ、すげーな」と思ったTeen'sとかSymdolick、カイジュー、AIBECKパターンもあるし、いつも一緒にいるストクレやウイバナは聴く機会が多いだけにどんどん楽曲が馴染んできたし、MELiSSAがライブに呼んだ(呼んでくれた)からこそ知れたリルヴァやアドットなんてのもある。そう考えると、お目当てだけ見てあとは特典会まで外に出て時間を潰すってのは勿体ないことしてたなぁと。あの頃のボイハルもアドットもPOMÜMも見ておけば良かったなー、と言う感情と共にこれからのライブを楽しむ日々。

 

特典会。先日ボイハルがワンマンまでの期間限定ながらも新規は全メンバー(4人)と無料チェキとかウルテク(ファミマガ)してて、ステージでその告知をした瞬間に「4人と無料?!」とか思ったんだけど、いざ特典会ではなかなか聞きに行くこともせず様子を伺っていたわけよ。したらスタッフさんに半ば強引にチェキ券渡されたんだけど、あぁやって強引にでもチケット渡しちゃうのはやり方としての一つかも知れんね。

勿論不文律らしい「他のグループの列に並んでいる人を勧誘してはいけない」ってのがあるわけだけど、このときはどこに付くともなくフロアでボーッと立っていたからこそ相手も渡せたんだとは思うし、実際撮れれば撮りたかった気持ちがあったし。

名古屋でも同じようなことがあって(その時はステージ上で歌いながらアイドル本人が無料チェキ券を配るという荒業)、それもやっぱり撮りにいった。貰ったからって気持ちもあるし、隣でお目当てのグループが特典会していたから「行っておいたほうが気まずくない」ってのもあり。

実際多くのグループが無料チェキやっていて、アイカレだとツイートをリツイートして無料写メなんてパターンもある。ただ、その多くは行使されていない現実。それはなぜかと言えば、初めてのグループ相手に何話せばいいんだ、そもそもステージを見ていない、自分の推しグループの特典会で精一杯等々。理由は一山あるけどまぁ、それはやっぱり無料ですと机の前で発しているだけだとどうしても行きづらいのよね。無料でもいいから一回でもいいから自分たちの前に来てくれと、自分たちから仕掛けていく無料チケット配布作戦。それですら破棄されるかも知れないけど、受動的なアイドルと受動的なファンでは埋められない溝を、能動的にアイドル側から動くことで一人でも動いてくれるかも知れない。フライヤー配ったら受け取ってくれる人もいるから、それが無料チェキ券だとそれ以上の価値を見出してくれるかも知れない。

あとは新規チェキ撮ってくれた人に対するその後に続くアフターサービスと言うか、ツイートで撮ってくれたチェキを日付の部分だけでもいいから(証拠として)あげてくれればその人にリプするとか、SNS絡めてなんかやってみてもいいかもね。初めて見て初めてチェキ撮った子からリプ貰えたら記憶を濃くすることが出来るのかも。

 

カイジュー・アドットの動画。YOUTUBEからURL引っ張ってきちゃってすみません。

コロナでライブに出れないので、その間は過去動画を出してくれると言う企画。その中に(多分)メンバーのそのライブに関する反省点だったり改善点なんかもコメントがあって、なるほどなぁと思う部分もあり。

本人たちからすればステージの見せ方は特に重要なファクターで、毎回ステージが終わるたびにああでもないこうでもないと考えている。勿論カイジュー・アドットに限った話しではないけど、受け取り側としては感じ方が千差万別でそれこそ声が震えたり裏返ったり、ダンスを間違えたりフォーメーション移動でぶつかりそうになったり、ちょっとしたことを「残念」と思う人も「ライブ感があっていい」と思う人もいる。そしてそのちょっとした違いが分かるだけ見ている人も、それがその楽曲なんだと思う初見の人もいる。

でも、アイドル本人たちが反省点と思っていることも「そんな些細なことは関係ないくらい素晴らしいステージ」と感じさせるなにかを、それぞれのグループが武器として持っているはず。カイジューやAIBECKは感情の赴くまま自己を表現して、自分たちの領域に引きずり込んで二度と同じステージは見れないと思わせるパワーがある。

イカレやTeen'sは確かな技術と歌唱力、そして豊富な量の楽曲で毎回違う姿が見れる。ゴキ帝はいちほの才能が生み出す歌詞をちんたくんのDJ、紫穂のダンスと共にあや・さなり・ちあきを含めて受け継いで進化させていく。ストクレはバレエを取り入れたかの様な優雅さを内包した、白色のマフィアは2グループが融合しつつスピードとキレを増した、それぞれのダンスを楽曲にのせてステージにかける。

そしてMELiSSAはロックの中にも派生先のアイカレから正統派のエッセンスを持ち込みつつ、なるべく初見でも、たまたま居合わせた人もせっかく見てくれた人たちと一緒に楽しいライブを作るために振りのパターンを抑えて単純化して、手を挙げさせやすい振りコピへとブラッシュアップさせた「最高の楽曲にのせて踊るのが楽しい」ライブを目指している(と思う)。

 

先日のライブでボイハルのときに感じたステージでの「細かい部分」の印象をつなぎ合わせたイメージが、トータルで見終わるとそれを上回るパフォーマンスのレベルだと感じたのは、そこにはそのグループだけが持つ何かしらのファクターがあるからだと思う。(語彙力が無いので多分伝わらない)

アイドルの側からしたらそれを見つけて磨いていけばいいのであって、見る側としてそれぞれのグループにそれぞれに磨かれた特色があることに気づけたのは、やっぱ一日中CYCLONEに居る様になったからかも知れない。

 

推し(グループ)に一途なのを否定するのもではない。

でも今の自分に合っているのは、色々なアイドルを見てそれぞれのアイドルの誇れるところを見つけるのがいいのかなと思っております。

ワンマン+ワンマン

イカ三大都市ツアーファイナル。

2時間半ほどのガチンコを普通に見る分に3kほどなのは相変わらず値段設定がバグってる。
イカレに限らず、今は毎年同じメンバーで一年を完走出来るグループの方が少なくて、そんな中でもレッスンをこれでもかと積み重ねて、既存の曲も新曲も対バンや主催のライブで掛け続け、Piggy☆Banksや候補生など新たなグループで底上げが出来ると言う大人数の強みをしっかりと生かしながら作り上げた2021年の集大成。



例え絶対的なセンターが抜けたとしても、続けるメンバーが楽曲もアイドルカレッジも今までよりも良いものを目指している姿が見て取れた気がする。
特にTeam組・UC2組から下の世代、なみまる・りなんちゅ・りりか・ゆうの4人の躍進。虹Fesのあんじゅ英語パートをりなんちゅが担当したり、紺碧なんかもステージに出れる人数が増えて良さが一段と出た。そしてかのん・ひめの昇格組もステージで輝き始めて、出番は少なくとも未来が明るいことね・かりん。りんかときららも加えて、また新たなアイカレを作り上げてくれるはず。



そんな中、やはり自信と自覚を持って頭角を現すべくして出てきたのなみ。
初期メンバーとしての矜持を一日も早く取り戻すべく、センター争奪も全てエントリーして何曲かを手に入れた。影のTeamIとして、来年もこのまま飛躍して欲しい。



全員を褒めると切りがないけど、そらも学業と両立しながら多くの楽曲に参戦して(しかもダンスのレベルが上がっている気がした)、ほのたんも気持ちを出したMCが出来た(ステージも勿論ばっちし)、ばやしとむつみはMELiSSAワンマン前日にも関わらずほぼ全曲出たし、じゅりは新センター曲を始めステージに気持ちが込もっていた。ちいゆいはもう居るだけで安心出来る。ダンスや歌唱の一つ一つが後輩たちのお手本で、そんな個性を全てまとめ上げて一つの方向に導くリーダーえびちゃん。


イカレは「この楽曲が~」ってレベルじゃないのよ。
対バンでたまに見る、知っている曲はYOZORAやしもべ。そう言う方にはぜひ一度ワンマンに足を運んで欲しい。それ以外にも良い曲があって、聴き続けられる曲が絶対に見つかるんですよ。
10年前の曲も、今年リリースされた曲も、一つひとつがレッスンと対バンのステージで磨き上げられていて、その成果が2時間半に凝縮されたのが、アイカレツアーファイナル。


MELiSSA 3rd ONE-MAN。


「今一番フロアで踊れる」を掲げているのならば、今回のワンマンの至上命令としては「フロアの全ての手を上げさせる」こと。

去年から今年の半ばまで「ステージの思いがどこまで伝わっているのか?」を知りたくて、ライブではフロアの熱を確認するため、フロアを見渡せる後方に位置することが多かったんだけど、「観客にも踊って欲しいグループ」に必要なのは、後方で監視することじゃないんよね。
自分が対バンで初見のグループを盛り上げるために必要なのは「お手本」。勿論ステージの上が一番のお手本なんだけど、どこからどこまでを振りコピするのか、どこでクラップするのか。それを教えてくれるのは最前で応援しているそのグループのファンを見るのが一番。ここで手を叩く、ここは手を挙げる、ここで指をさす。少しずつ覚えて、次のライブでは少しずつ真似をして盛り上がっていく。MELiSSAのUTPAを振りコピ出来る人が最前で踊っていれば、後ろで真似をして盛り上がってくれる人が増えるんだと思い込んでから少しずつ前に行くようになって来た。お手本を見せれるくらいライブに通っているんだから、だったらそのお手本の一部にならないと「一番フロアで踊れる」グループの一部になれないと感じ始めた。
今日はそんな「一番フロアで踊れる」MELiSSAのライブで盛り上がりたい人が集まったVeats Shibuya。みんな盛り上がりたいんだから余計後ろにいる必要もなく、ただただステージの上を楽しむ日。

イカレの派生グループとしてたった3曲の持ち歌だけを武器に結成されたMELiSSAが、UTPAやMELiSSAMELiSSAと言う強力な楽曲を含む14曲まで曲数も増やし、魂の煽りとダンスで魅せるAiNA・抜群のステージ力を持つMiSAKi・並外れた歌唱力を発揮するYU-Kiが加わった。限られたスケジュール等もありなかなか結果の出なかった対バンでの日々を乗り越え、グループとしての方向性を「一番フロアで踊れる」と決めてただ大きな舞台を目指し続けてきたこの一年。既存の楽曲のダンスを変えた。フロアを盛り上げるためにステージ上での振る舞い方も見直した。特典会の内容も改めた。発展の途中ながらも、今持てる全てを出せたから、見た人たちに「楽しかった」と言ってもらえたんだと思う。



MELiSSAはまだ新しいグループだけど母体が13年目を迎えるアイカレで、特に特典会ではアイカレを基盤としたシステム。そんな中アイカレとはまた違うアイドルグループとの対バンで得ることが多く、それは何が違うのかと言えば持っているファンの多さ。
東京ドームシティホールを目指すアイカレと対バンするグループとは違い、全く好きな言葉じゃないけどいわゆる「地下アイドル」に近いグループがMELiSSAとしのぎを削り合う。そこにあるのはファンの獲得を第一に置いた特典会。少しでも気を引かせないと近づいてくることすらしてくれない。だからシステムも価格設定も、新規無料も増やした。そしてアイカレの特典会にもシステムを波及させることが出来るくらいのものを作り上げてきた。


そうなってくると、自然とMELiSSAを気にかけてくれる人が増えてくる。それはしのぎを削り合うグループのファンの人たち。「MELiSSAだけのファン」や「MELiSSAを第一に考えてくれるファン」が増えるに越したことはないんだけど、今戦っているフィールドはそうもいかない。MELiSSAだけじゃなくても、MELiSSAがファーストチョイスじゃなくても「MELiSSAのライブも楽しい」と思ってくれることをまず増やしていく。
近いところではCYCLONE組のSTRAY SHEEP CLAYMOREやWe=MUKASHIBANASHI、カイジューバイミー等のファン。そして鹿鳴館のLEIWANやAIBECKのファン。ライブを積み重ねて、ライブごとにブラッシュアップした姿を見せ続けてきて、その中で徐々に振りを覚えてもらって、「UTPA踊れるね」「センチメンタルいい曲だね」と感じてもらえるようになった。この場所はファンも持ちつ持たれつで作り上げられている場所だからこそ、全ての観客が全てのグループのファン。ライブもしっかりと固める。その上で特典会も改良して行く。そうして徐々に気を引いて、Veats Shibuyaに足を向けてもらえる人を増やしてきた。



MELiSSAが第一の人もそうじゃない他のグループのファンも、他のグループのアイドル本人たちにも、元メンバーも事務所の人も唸らせた3rdワンマン。
2日連続のワンマンに対バンも挟むと言う過酷スケジュールでも、「MELiSSAを大きくする」ために踏ん張ってやりきったBAYASHiとMUTSUMi。そしてここにピークを持ってきたAiNA、MiSAKi、YU-Ki。これまでの試行錯誤の中から、今一番のベストをステージで出すことだけを考えた一時間ちょっとがもたらしたのは、これまでにはなかったライブハウスの貸し出し時間ギリギリまで終わらなかった特典会の列と、たくさんのSNSでの賛辞。
色んな人に支えられて応援してもらえるようになったのが分かったのが一番の収穫なのかも知れない。

あとはこの人にもまた(主に衣装で)お世話になるかも知れないので、踊れない件に関してはまぁ不問としましょう。


ちなみに、ライブ開始前ぱるなに「どうせ見るなら前の方で見たいんだけどここに居ていいかなぁ?」って言われたのに対して「いいんじゃない?」って答えたら、まさかそのまま隣りでライブ見ることになるとは思わんかった。ずーっと左のぱるなに振りコピしている手が当たらないように意識しながらのライブでした。

本年の総括 そのに

イカレ・MELiSSAワンマン前にしれっと。

 

さすがに2021年が終わる頃にはコロナもどうにかなってるんじゃないかと少しは期待していたものの、結局未だにライブ中はマスクは外せないし声も出せない。それでもライブの本数はほぼコロナ前くらいまで戻っていることは救いかなってところ。

 

コロナがアイドル界に及ぼした被害ってのは観客側に課する制限ばかりではなく、アイドル本人たちにもあって、それこそ端的な例としてはアイドル業を引退・グループの解散まで追い込まれた人たちもいる。なんぼ続けたいと言っても、ライブが行えない以上先立つものが入ってこない。夢だけでは食べていけない現実が思わぬ形で決断を迫ってきて、それを受け入れざるを得ない形になってしまった人たちにとっては辛いだろうけど、そんな状況下でも歯を食いしばって耐え忍んでいるアイドル(事務所)も多いだろうので、そこは続けてくれていることに感謝しつつ、来年も応援することを続けていきたいと思っている。

 

そんな中対バンに通っているとどうしても出てきてしまう問題としては、取捨選択。行きたいライブが同日で被ってしまうと、どうしてもどちらかを捨てなければならないわけで、その基準として影響してくるのはどうしても細かい事象の積み重ねになってきてしまう。

 

元々アイドリンガーだった俺としては、やっぱり「出来ない」が少ないアイドルが好きなのであって、テレビ番組に出て「NG」ばかりだと萎えるんよ。そのNGが事務所発なのか本人発なのかまではわからないけど、せっかくテレビに出てるし企画を用意されているのなら、何かを盾にしてやらないって選択をするのは勿体ないし、見ている側としては残念に思ってしまう。その思いをピュアモンに持ってしまったところから始まって、コロナに突入してしまったタイミングも悪かった。

コロナでライブが全て無くなってしまい、アイドルの子たちとコミュニケーションを取る機会がほぼSNSに限られた中で、その日々の更新も少なくなってしまうと、どうしたってプライオリティが低くなってしまい、モチベーションが保てない。そこにグループとしての人員数もあって、アイカレは例え誰かの更新頻度が低かったとしても、人数による優位性を持って頻度を保っていられたからこそ救われたイメージもある。更にそこへコロナ規制からのいち早い対応を持って始まったMELiSSAのリリースイベントの開始。

 

勿論コロナと言う未知のウイルスに対する十分な対応を持って動かないという選択が間違いだとは全く思わないし、それを理由に特典会のレギュレーションを変更するのはそれこそ事務所としての判断なのでこちらが口を出すことではないもの。だからチェキ+サイン、その内容としてチェキではマスクにフェイスシールド必須、一連の流れの中でトークが完全に禁止された上での値上げ(確か3k→6k)であれば、こちらがそれを選ばないって選択をするもしないも自由だと思う。俺がそれを選ばないって選択をしただけ。

1枚撮るそのお金でアイカレやMELiSSA、カイジュー、アドットなら3枚撮れるし、リルヴァやストクレなら4枚撮れるし、普通にトークも出来るから撮ってるって話し。

 

そうなると、時間が被れば必然的に選ぶ方は決まってくるので、そちらのライブへ足を向けて、対バンの相手のいいところも見つけられるようになったのが今年。アイドリング!!!の頃は意識を持って他のグループを見ないようにしていたけど、今は視野を広くしたことによって楽しい音楽も増えたし、そのおかげで今日から今年残りわずかでもスケジュールが充実した。今年の最後のスケジュールでもある30日のKiller Tuneも楽しみだし、今日のアイカレワンマンからなんとか寒さと疲れに負けずに完走したいと思っております。