vsカイジューバイミー

カイジューバイミーワンマン。

 

リキッドルームはアイカレのワンマン以来かな?久し振りの印象は「思っていたより広い」。その広いフロアの観衆全てが虜になった気がしたカイジューのワンマン。

 

勿論本人たちは「ワンマン」と言うものに緊張もあっただろうし、普段の対バンに比べれば力も入っていただろう。けど、ステージの上にあったのは普段通りの4人。気合いは入っているし、勢いもある。でも、普段の対バンで見るカイジューバイミーの延長上。そう考えると、普段の対バンからしてもうカイジューってのはワンマンの如き勢いがあるのかも知れない。だからライブの度に目の前の観客の心を抉り取ってカイジューの虜にしてしまう。

 


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一周年ワンマンからこの日まで、出るライブのランクも上がったし当然ファンの数も増えた。名のある人の目にも止まった。普段からそんな全力のステージをやっていれば当然の結果ではある。

 

リキッドルームに集まったのはいつもの人もいるし、初カイジューの人もいたはず。その色々が同じ様に舞台に飲み込まれて、全員が取り込まれていった印象を強く受けた。熱狂と言う言葉がピッタリのリキッドルーム

WTEやRED-iの様にバンドを呼んだわけでもないし、ポピエモの様にセットを組んだわけでもない。ただあるがままに自分たちを楽曲に乗せて表現しているだけ。歌うこと、その一本の直球勝負。全力の勝負を挑まれて、フロアも闘う。よくカイジューのライブを「戦い」と表現するけど、相手の手には歌しかない。非常にシンプルでピュアな4人が襲ってくるから、こちらも勝てると思って思わず戦闘態勢に入ってしまう。そこが相手の思うつぼ。知らず知らずの内に歌と言う武器で心を貫かれている。そして喰らわれて取り込まれる。そうやって徐々に大きく成長してきた二年間。

 

 

カイジューバイミーにとってのワンマンって何だろうと考えたときに、身体測定ってのはどうなんだろうか。前のワンマンから、どれだけ大きくなったのか。どれだけ強くなったのか。それを測る場。そして次はZepp新宿と言う測定会場。そのハコをまた全て喰らい尽くせる様、ここからいつもの対バンで心を抉り出して巨大になっていく日々に入る。

 

まず手始めとしてTIF初出場。キラキラなアイドルの祭典、日本で一番の対バン。獲物を狙うギラギラしたカイジューがその地を踏む。さあどうなるか。キラキラしたアイドルを見に来る観客相手に「20分のワンマン」がどこまで心を貫けるのかが楽しみでしかない。