第10回 NHKマイルカップ (5月8日 東京 GI 芝1600m)
ラインクラフト(牝3歳 父-エンドスウィープ
母-マストビーラヴド 騎手・福永祐一 調教師・瀬戸口勉)
オンナのコ オトコのコ -2005年のキーワードは「オンナのチカラ」
3歳。クラシックを走れない者。クラシックを外れた者。
マル外の為の「ダービー」が、
「マイラー」の為のGIが出来て、早10年。
タイキフォーチュン、1.32.6の衝撃から、時代は過ぎてきた。
桜花賞馬、参戦。
優駿牝馬へ向かわない桜に、非難の声も上がったが
時代は過ぎている。
先馬が拓いてきた「適所」。
ダービーを走らなかったスプリンター。
天皇賞を連覇したステイヤー。
そして、最新のマイルチャンピオンが
春マイル2勝ジョッキーと共に、マイルGIへの出走。
牝馬だから勝てない。そんなレースは無いはずだ。
2番人気に発奮したか、
4コーナー4番手から、最速の上がり、33.6。
2着に桜3着を従えて、
全ての男馬を従えた。
2005年は、女の時代。
次代に道標を残し、桜は2つ目のマイルを手にする。
勇気が時代を繋ぐ。それが競馬。
それに応えたラインクラフト。
そして鞍上、福永祐一。
春、マイルだけを3勝目。
適材。
さぁ、シーザリオがスタンバイ。
