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第72回 東京優駿日本ダービー (5月29日 東京 3歳 GI 芝2400m)
ディープインパクト(牡3歳 父-サンデーサイレンス
母-ウインドインハーヘア 騎手・武豊 調教師・池江泰郎)



eversince -ここからずっと語り継がれる「競馬」 伝説第二章
ever since(限定)


まずは勝つ事。
淡々とやってのけた武豊ディープインパクト
スタートで躓き、
3コーナーからマクり、
インに粘るインティライミを交わし去り、
そして誰よりも早くゴールする。
WINS後楽園も4度揺れた勝利には、
キングカメハメハに並ぶ2.23.3と
ナリタブライアンに並ぶ5馬身と
シンボリルドルフを越える110円。
東京優駿の全てに名前が残った。
無事で。
とにかく無事で。
ヒーローに仕立て上げられた馬は、
自力で存在を証明してみせた。
武豊4度目。
金子真人2連覇。
池江泰郎初。
日本最高峰のレースは東京優駿である事を満天下に知らしめ、
そして、夏が来る。
祭りの後の休息。
無事で。
とにかく無事で。
秋、7勝目は、淀。
ゆっくり登って、早めに下るんだろうか。
大外を豪快に回った。
歓声はピークを迎え、想いは秋の実りへ向かった。
ディープインパクト東京優駿であれ。
誰もが望んだ結末。
単勝にしか興味が無かった東京優駿は、
それすらも想定を越えてくれた。
さぁ、競馬場に人が来る。
君がいて盛り上がる競馬が始まった。
無事で。
とにかく無事で。
「競馬」が「競馬」である為に。