たまにはマトモに書いてみる(転載ですけど

alicehosy2005-07-31

某所に書いたうてちんCDのレビュー。

ジュニアファッション誌『ピチレモン』のモデルとして活躍する、右手愛美(うてまなみ 以下:うてちん)ソロデビューシングル。

CDジャケットはファッションモデルとしてを前面に押し出す、シンプル且つ洗練された感の強いデザイン。
しかし曲の方は、トータルプロデュースにH∧Lを迎えた事も踏まえ、ミディアムテンポで爽快感漂うナンバーに「自然」を感じ取ったうてちんが自ら作詞をした「ファッションモデルのCD」からは一歩抜きん出たい、と言う気持ちが篭った作品。

でも「気持ち」だけではどうにもならない事はある訳で。

今回のCDは「右手愛美CDプロジェクト」。この1stシングルが3,000枚売れないと2ndシングルが出ない。2ndは5,000枚売れないと3rdが出ない。
歌いたい気持ちと現実は、相容れない状況。今の日本でCDを3,000枚(しかもインディーズ)売る事がどれ程大変な事か。
「みなさん、1人5枚は買って下さいねー。」イベントの司会は決まり事の様に言いますが、そうじゃないんです。"1"を"2"や"3"にする事が必要なのではなく、"0"を"1"にする事が大切なんです。
うてちんがCDを出した。それを知っている人がどれ程いるのでしょう。知っている中でもどれ程の人が買ってくれるのでしょう。「所詮ファッションモデルのCD」から抜け出せないのでは意味がない気がします。3,000枚を売る。それが出来るのは、事務所から与えられた作業(イベント・ライブ)だけでは足りません。まだ歌い続けたいのであれば、他を捨ててでも「歌うこと」を続けなければいけないのです。

"0"とは、知らない事。知っていてもお金を出さない事。その人に右手愛美の『虹のトビラ』と言う曲を知ってもらい、聞いてもらいたい。うてちんも事務所も、"0"に向き合って、努力して、そして"1"を増やして下さい。2ndシングルも聴いてみたい。虹のトビラと言う曲が、心に染みる素敵な曲だから言葉にしてみます。

でも2ndはもうちょっとうてちんの声に掛けるエフェクト減らして下さい。

基本、書いていく内にレビューって事を忘れている希ガス