東京で皇帝を越えた優駿 セカンドインパクトも想定の範囲外でM2(東京優駿

まずは勝つ事。
淡々とやってのけた武豊ディープインパクト
スタートでの躓き。
3コーナーからのマクリ。
インに粘るインティライミを交わし去る。
そして誰よりも早くゴール。
WINS後楽園も4度揺れた勝利には、
キングカメハメハに並ぶ2.23.3と
ナリタブライアンに並ぶ5馬身と
シンボリルドルフを越える110円が残された。

無事で。
とにかく無事で。

ヒーローに仕立て上げられた馬は、自力で存在を証明してみせた。
武豊4度目。
金子真人2連覇。
池江泰郎初のダービーが終わり、夏が来る。
祭りの後の休息。

秋、7勝目は、淀。
ゆっくり登って、早めに下るんだろうか。
大外を豪快に回った。
歓声はピークを迎え、想いは秋の実りへ向かった。

ディープインパクト東京優駿であれ。
誰もが望んだ結末。
単勝にしか興味が無かった東京優駿は、
それすらも想定を越えてくれた。
さぁ、競馬場に人が来る。
君がいて盛り上がる競馬が始まった。